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歯列接触癖TCH
歯を失う原因は、むし歯、歯周病のような 歯に付着した汚 れ(歯垢、歯石、ヤニ、食渣など)が原因になるもの、親しらず抜歯、矯正治療のために抜歯を行う場合の他に 外傷や破折のように歯や歯周組織に過度な力がかかることによって生じるものがあります。歯列接触癖TCHは力によって歯の寿命を短くするリスクファクターです。
歯に過度な負荷がかかると生じる現象
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歯 →咬耗、ひび割れ、破折、疼痛
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歯周組織 →咬合性外傷、疼痛
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入れ歯 →破折、顎堤の吸収促進、疼痛
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インプラント →脱落、破折など
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顎関節 →顎関節症(関節円板の菲薄化、関節頭の変形、咀嚼筋の筋肉痛)
力のコントロール
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力のコントロールは、歯を長く使用するためには重要なファクターです。
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寝ている間の歯ぎしり・くいしばり
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スポーツ時やトレーニング時の外傷やくいしばり
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日中の歯ぎしり・くいしばり・歯列接触癖TCH
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頬杖癖、片噛み癖、うつ伏せ寝
歯列接触癖(Tooth Contacting Habit:TCH)
日常生活で、上下の歯が絶えずあたっている状態を上下歯列接触癖(Tooth Contacting Habit:TCH)といいます。悪い癖(習慣)といえるものです。
上下の歯は咀嚼筋(閉口筋)が収縮することによって、あたります。リラックスしている時は唇は閉じ、上下の歯列の間には1~3㎜の隙間(安静時空隙)があります。上下の歯が接触するのは、物をかむ時(咀嚼時)、飲み込む時(嚥下時)、歯があたる必要のある音をだす時(発音時)で、この時間は20分いかないとされています。
上下歯列接触癖TCHの状態でも、咀嚼筋は持続的な収縮をしているので、歯や歯周組織、顎関節に悪影響がでてきます。同じ姿勢を保つ作業(パソコンやタブレットを扱っている時)の際に、やっていないか確認してください。


お口の中にみられる症状
過度な力が顎骨にかかることによって様々な症状がみられるようになります。
歯の咬耗やひび割れ

口蓋隆起・下顎隆起


頬や 舌の歯痕

